設定ファイル#

ファイルの所在#

uwscr --settings

を実行することで %APPDATA%\UWSCR\settings.json に出力されます

設定ファイルに関するコマンド#

# 現在の設定ファイルを標準のエディタで開く
uwscr --settings

# 設定ファイルを初期化する
uwscr --settings init

# 旧バージョンの設定を保持しつつ、新しい設定項目を追加する
uwscr --settings merge

# いずれの場合も設定ファイルが存在しない場合は新規に作成します

設定の優先順位#

スクリプト実行時の設定の優先順位が以下の通りです (上にあるほど優先される)

  1. OPTION設定

  2. 設定ファイル(settings.json)

  3. デフォルト設定

設定ファイルの構成#

ヒント

設定ファイルのデータ型について

bool

true または false を指定

string (文字列)

文字列、設定が不要な場合は null を指定する

number (数値)

数値

{
    "options": {
        // bool  : fially部を必ず実行するかどうか
        "opt_finally": false,
        // bool  : 変数初期化にdim宣言を必須とするかどうか
        "explicit": false,
        // string: ダイアログのタイトル
        "dlg_title": null,
        // number: ログファイルの出力方法
        // 0: 通常のログ出力
        // 1: ログ出力なし
        // 2: 日時出力なし
        // 3: 通常のログ出力 (標準で秒を含むため0と同じ)
        // 4: 以前のログを破棄
        // それ以外: ログ出力なし
        "log_file": 1,
        // number: ログファイルの行数
        "log_lines": 400,
        // string: ログファイルの出力先ディレクトリ
        // nullの場合はスクリプトファイルと同じ場所
        "log_path": null,
        // (未対応)
        "position": {
            // number: ウィンドウ左上のx座標
            "left": 0,
            // number: ウィンドウ左上のy座標
            "top": 0
        },
        // ダイアログなどのフォント
        "default_font": {
        // string: フォント名
        "name": "Yu Gothic UI",
        // number: フォントサイズ
        "size": 15
        },
        // bool  : 仮想デスクトップにも吹き出しを表示するかどうか
        "fix_balloon": false,
        // bool  : (未対応)
        "no_stop_hot_key": false,
        // bool  : 短絡評価を行うかどうか
        "short_circuit": true,
        // bool  : publicの重複宣言を禁止するかどうか
        "opt_public": false,
        // bool  : 文字列比較で大文字小文字を区別するかどうか
        "same_str": false,
        // bool  : print文をGUIに出力するかどうか
         "gui_print": false
        // bool  : if文などの条件式をTRUEかFALSEに限定する
         "force_bool": false
    },
    // BrowserControl設定
    "browser": {
        // string: 操作するGoogle Chromeのパス (nullなら自動取得)
        "chrome": null,
        // string: Microsoft Edgeのパス (nullなら自動取得)
        "msedge": null
    },
    // chkimg設定
    "chkimg": {
        // bool  : chkimg実行時のスクリーン画像を保存する(chkimg_ss.png)
        "save_ss": false
    },
    // print窓のフォント
    "logfont": {
        // string: フォント名
        "name": "MS Gothic",
        // number: フォントサイズ
        "size": 15
    },
    // json schemaのurl: x.x.xはリリースバージョン
    "$schema": "https://github.com/stuncloud/UWSCR/releases/download/x.x.x/uwscr-settings-schema.json"
}

設定ファイルを読み取れない場合#

書式が不正な場合は設定ファイルの内容は読み取られません
その場合はデフォルト設定が適用されます
また、エラー(読み取れなかった理由)がコンソールに出力されます

json schemaについて#

設定ファイルの $schema は設定ファイルに対応したjson schemaのURLです
Visual Studio Code等でjsonファイルを編集する際に補完機能が使えるようになります

json schemaのオフライン利用#

schemaファイルをローカルに出力することでオフライン環境でもjson schemaが利用できます
以下のコマンドを実行すると指定パスに uwscr-settings-schema.json が出力されます
uwscr --schema [パス]
このファイルのパスをurlに変換し設定ファイルの $schema に指定します

ヒント

ファイルパス→URL変換方法

C:\\uwscr\\uwscr-settings-schema.json であれば file:///C:/uwscr/uwscr-settings-schema.json のように変換する必要があります
PowerShellで簡単に変換できます
PS> ([uri] 'C:\\uwscr\\uwscr-settings-schema.json').AbsoluteUri

file:///C://uwscr//uwscr-settings-schema.json